<山域> 尾瀬  97年2月8日〜11日 前夜発 3泊4日

          厳冬期の尾瀬沼、燧は春うらら   記:古元 

                   …戸倉より尾瀬沼往復、燧北面、東面周回滑降…   

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◆メンバ:古元、鈴木、宮沢友 (鈴蘭山の会)

◆コース:戸倉→大清水→三平峠→長蔵小屋(泊)→燧ヶ岳→熊沢田代→東田代→林道→長池手前→長英新道の尾根→浅湖湿原→長蔵小屋(泊)       →檜高山→尾瀬沼→長蔵小屋(泊)   →三平峠→大清水→戸倉

◆タイム: 戸倉8:30→大清水11:20→16:50三平峠17:05→17:50長蔵小屋(泊) 6:00→11:00燧ヶ岳11:30→熊沢田代11:50→12:10東田代12:35→13:00林道→ 13:15長池手前→14:45長英新道の尾根15:00→15:40浅湖湿原→16:00長蔵小屋(泊)10:00→ 11:40檜高山12:25→13:00尾瀬沼 14:00→14:30長蔵小屋(泊) 6:55→7:55三平峠8:10→9:00一ノ瀬9:15→10:00大清水→ 11:30戸倉

もう何年前になることか?尾瀬沼から燧を目指したものの降雨にて撤退した2月の尾瀬から。

2回目のチャレンジであった一昨年は大雪にて尾瀬沼どころか三平峠までもたどり着けず一ノ瀬までの林道往復で終る。

3度目の昨年はメンバーの不調といくら掘っても冬季小屋入口が見つからなかったタイムロス、さらに厳しいラッセルで森林限界手前で断念、実に今回が4度目の正直である。

燧だけを目指すならば、御池側からが有利なのは明らかであるが、やはり燧は尾瀬沼とセットでなければ?いや小屋泊まりの魅力からか、またまた執拗に戸倉からのアプローチで登頂を目指すこととした。

◆8日 晴れ

 7時半出発を目指したものの、到着遅れから、やり出発は遅れ8時過ぎにずれ込んでしまう。大清水までは軽く雪がかぶった舗装道路の上を坦々と大清水まで。これがいつもながら長くだるい。

 途中カメラを取出して、リコーのGR1買っちゃった!と自慢しようと思ったら、鈴木氏、おもむろにミノルタのTC1を取出す。うーむ恐れ入った。負けた(値段…約13万円vs7万円で)

 一ノ瀬で1時半、まずまずのペースか?。しかし落し穴は今年もあった。 あまりの暖かさに新雪の表面が溶け、シールにべったりとついてしまう。 乾かしてワックスを刷込んで、 を二回やりロスタイム1時間以上か?、モヘアシール新品の鈴木氏は全く雪がつかず、 やはりこの面ではナイロンシールは分が悪い。

 苦労して登っていくとワカンでドボドボ上がっていくパーティを追抜く 、全くこいつらさえいなければその前のシートレールですいすい行けたのに! っと勝手なことを言いながらのぼる。

(大雪だったら坪足トレールでもありがたがるくせにいい気な物である)

 さて三平峠まで日が暮れる前に着けばあとはスキーなら直ぐだ。 見事な
夕日を眺め、シールを外して眼下の尾瀬沼まで一直線。

 沼に出ると片足シールですいすい急ぐ。 ほとんど風がないので沼の上にはうっすらともやが立ちこめ幻想的な景色を見せている

 ようやく長蔵小屋に着いたときは日暮寸前、 冬季小屋を聞いたりしているうちに星が輝きだしてきた。闇登寸前である

 電気のつく小屋は水場トイレも近く小屋は零下3度ながら風がないから快適、 火を使えば0度以上になりそんなに寒くは無い。


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