古元 一弘
◆日程 :前夜発4泊5日(車)
中下流域は長く美しく、岩質は全山花崗岩で白い岩・エメラルドの水、新緑の ように輝く闊葉樹の森の印象が素晴らしい。上部は雰囲気が一変し滝の連続にな るがこれもまた極端に難しいところもなく快適に上れます。
ただし増水するととんでも無いので、エスケープルートは良く考えておく必要 があるでしょう。(増水で川を渡れなくなったら、退却ルートは、いる側の方の 山越えとすべきでしょう)釣り師のごみで川が汚れているとの話もありましたが 、まんざら嘘でもないのですが、お盆前の入山でもあり、また何せ川が大きいの でほとんど気になることはありませんでした。この原稿を書いていてもあー気持 ちよかった楽しかった。とよいことばかり思い出す素晴らしい川旅でした。
*アプローチ : 山形道から東面の大井沢の自然博物館に車をデポし、予約した 間沢のタクシーで八久和ダムへ、タクシーの運ちゃんも道を知らず聞きながらや っと八久和ダムへ。所用1時間40分2万円強でした。
◆8/6 晴たり曇ったり
八久和ダム(9:45)〜フタマツ沢先(12:30〜13:05)〜カクネ沢(15:30)〜長沢出合の先(16:50) −−−急いで−−−
. 500m位遡行して時間切れを恐れてまた左側の巻道に戻る。カクネ沢の少し 先で巻道は無くなるが踏跡らしき物を深追いしてしまい薮漕ぎ懸垂と失敗。カク ネ沢からすぐ下の河原に降りるべきだ。ここから約2kmは巾50m以上の広河原に なってい、地図とは裏腹にゴルジュなんて無い。
. 長沢出合からすぐの左に実によい砂地の河原があってここを今夜の宿とす る。川の向こう側(左岸)は岩壁になっていて景色もよく、開けていて未だかつ て無いほどよい泊まり場である。
. 焚き火の準備をして目の前の流れに飛び込んで一泳ぎ、汗を流す。もう夕 闇が近づいてくる。安全に暗くなるまではアブの襲撃がひどい。焚き火をいぶし てこの広い八久和の河原全体を上下1km もいぶしてしまうほどケムを炊いたが、 アブは低空飛行でおそってくる。
. 吉田さんが冷たい水の流れを見つけてくれたんでビールも冷えていやあ〜 満足。今夜の焚火は盛大だ。夜がふけると満天の星、天の川が地上の八久和川と 同じ方向に流れていてまるでつながっているようだ。
. 今夜は焚火のそばでゴロ寝。目をあけると天然のプラネタリウムが時を知 らせてくれる。
◆8/7 快晴 横沢出合の先(8:15)〜小赤沢出合(11:20)〜茶畑沢出合付近(12:20 〜14:30)〜平七沢出合(17:30) −−のんびり−−
Photo : 小国沢出合付近を泳ぐ
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