94年4月29日〜 5月4日 <北アルプス>

     黒部源流と笠ヶ岳周辺を滑る  

*古元 一弘

photo:*黒部源流を滑る      

◆日程  :前夜発5泊6日(車)

◆コ ース :

◆メ ンバ :古元・鈴木・大宮

◆地形図 : 1/2.5万図  笠ヶ岳・三俣蓮華岳

●4/29 晴のち曇、一時小雪
新穂高温泉(10:10)→ワサビ平(11:50)→秩父沢出会(11:20)→鏡平下(15:55)
【新穂高温泉から鏡平へ】
 新穂高温泉からの出発は10時を廻り、目標も双六付近から、鏡平付近へ落 ち込む事になった。それにしても予想外に雪が少ない。林道はワサビ平直前まで 除雪されていて、スキーをかついでのろのろ歩む。
 秩父沢〜鏡平の登り斜面に は登山者が点々と歩いている。スキーをかついでいる人が多いのには驚かされる 。引っ張るならまだしもあんな重い物を何を好んでかついでいるのか、理解に苦 しむ。心配した天候も小雪がちらつく程度で、そう悪化しなかった。鏡平直前の 窪地で丁度気象通報の時間になったのでここにテントを張る。

photo:源流夕照(於:BC)    

●4/30 晴たり曇ったりガスったり
鏡平下(8:30)→弓折岳(10:05)→双六小屋(11:40〜12:20)         →弥助沢出会(13:30)→鷲羽乗越(15:20〜15:35)→黒部源流2俣上B.C15:45
【鏡平〜双六小屋】
 朝方快晴だった空も出発する頃はすでに雲が広がっている。それでも弓折岳 への登りの途中からは槍穂連峰の雄姿がよく見える。  双六池まで 完全にスキーで行くためには途中で一回30M程下る事になるが、着けたり外し たりを考えれば、おりて登り返した方がよい。

【双六小屋〜樅沢〜黒部源流】
 双六小屋でたっぷりビールを仕入れ、樅沢へ下る。快適な斜面は一瞬で、狭かったり木が多かったりしてあまり楽しめない。再びシールを貼り、ベースまで最後の急登へと取り付く。三俣の乗越を越える と急にガスが晴れ視界が広がる。あっという間に黒部川源流2俣上の台地に到着 。眺めもよく穏やかな良いテン場である。折から夕日も照りだして、仕入れたビ ールで乾杯、明日の好天に期待しよう。


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