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マンサクは雪の季節が去るのを一番はじめに知るかのようにほころび出す。
春早い時期にこの花を見るとスキーヤーとしてはすこしがっかりした気分
〜今年ももうじきシーズンが終るか〜 と云った感慨がいつもおこる
目立たない花であるが 、ところによっては山腹がうっすら黄色に染まるほど群生し咲乱れるまだほとんど木の芽が芽吹く前からイワウチワの群落のお花畑は最高潮に達する。
ほとんど純白から薄いピンクまでその色も変化がある。
花期は案外長く、花を次々付けるようだ。ここでは標高1100mから600m位まで花を
付けていた。
所々ショウジョウバカマがちらほら混ざっていた。
雪国のブナの森の新緑を写真に撮るのは以外に難しい。
ブナの木の下はほとんど灌木が生茂った藪になっていてなかなかすっきりブナの
木を見渡せるところが無いからだ。
下に降りるに従い新緑は濃く変っていく。
ブナの緑の中にタムシバの白が混ざるようになってくる。
対岸の沢には未だ雪渓が豊富だが、それでも今年は雪が少ない
尾根道を降りきり、里に近く沢沿いの道になるとザゼンソウ、イチリンソウ、ニリンソウ等
少し水が好きな花が多くなる。
キクザキイチゲは花も大きく、
薄青〜白〜ピンクまでの色の変化がある。
時に群生して風にそよぐ花がまるで庭園の花壇のように美しい
- 雪国の山肌色は移り来て燃える命はまさにこの春
- 空せ身の心に秘めた想いをも命の春にかすみ行くかな
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