94. 8撃Q7、28日 <谷川連峰>
東ゼン・ヒツゴー沢
文:醇゙V 作x瓠
◆日程 :前夜発1泊2日(電ヤ)
◆コース: 27日 仙ノ倉沢出合〜東ゼン〜平標R〜平標新道
28日 谷川温泉〜ヒツゴー沢〜肩の小屋〜天神尾根〜谷川温泉
◆メンバー:島田 太田 千代川 井上
◆地図(1/2.5万図) ☆東ゼン:O国峠、土樽 ☆ヒツゴー沢:水上
井上さんが日曜日しか参加できないとゆうこともあって、夜行日帰りの有名な沢をいっぺんに連続で2本こなすことになりました。・・・・
◆魚野川東ゼン 8撃Q7日:快晴
<アプローチ> 砂利道から川沿いの山道に入り、延々登って沢にたどり着く。1條ヤ以上かかり、やっと沢に入ったときに撮った写真は、ひと山上った後のようだった。先に入渓したパーティーの冷えたビールを発見し、誘惑に駆られながらの出発となる。8潔コ旬とは言っても結構暑く、冷たい沢の水につかると爽快な気分になる。それでも今年は水不足で全国各地で断水となったぐらいで、ここも普段と比べると水量が減っているらしく、声をあげることもなく水につかれる。
<西ゼンの出合まで> 登り始めはゴーロでもなく結構歩きやすい。沢筋がのび、Rの狭間に吸い込まれていく様qがなかなかいい感じで、Bった写真がまた良かった。こういう奥行きのある景色ではパノラマで撮ると良さそうだ。 そういった感じで先を進むと、左右からの出会いに至る。右からの沢を西ゼンと呼び、見える限りナメが続いている。ほとんど曲がらず翌ソてきていることからして相当長いナメのようだ。獅オに出会いのたまりを泳いで取り付き、少々登ろうとしてみたが、ちょうど滑り台ぐらいの傾ホがあって2、3歩登っては滑り翌ソる。聞くところによると、このナメを登っていくのが人気コースらしいが、恐がりの自分としては面白そうな反面ちょっと遠慮したい気分である。今回登るのがここではなく、左から流れてくる東ゼンであるとのことで、少々ほっとした。しかし眺めとしては下から見上げる西ゼン、東ゼンは絶景であり、誰もが登るルートとして数えられているということに納得する。
<東ゼン大滝まで> 東ゼンをさほどこわい思いもせず小さい滝や巻きを経ていくと、やがて大滝にぶつかる。さて、いよいよ本命の大滝であるが、なるほど大きな滝で二段になっており、あわせて60mほどあるそうだ。下から見て右閧ノは小さな白い花の一群がさいている。花の群れをかすめ、下段の滝の三分の一ほどの所まで右側を登り確保、そこからは30mザイルを出して登る。トップは太田さんがつとめてくれた。ちょうど滝を横切るように左斜め上に登った。水量が少ないため反対側のへりに渡るのは問題なかったが、予想外に30mザイルがどんどんなくなっていき、ついには足りなくなった。いくら水量が少ないとはいえ太田さんに声が届かない。笛を吹いたり叫んだりし、確保していたザイルをぎりぎりまで延ばしたりしてなんとか無事にザイルがはれた。30mで届きそうな感じではあるが、少々短かったようだ。そんなわけでザイルが結構張ってしまったので登りづらい面もあったが、全体的に足場がしっかりとれ、水が少ないこともあって比較的楽に登ることができた。上段は左に巻き道があり、これを利用した。
<源頭〜稜線へ> この大滝を越えると目立った滝もなくなり、早くも源頭にさしかかっている雰囲気がでてくる。そしてこれが結構長く、退屈していると、突然そこそこ大きい、ただしすごく登り易い20mほどの滝なんかが現れ楽しめる。これを最後にひたすらちょろちょろ流れる沢づたいに登り続ける。非常に暑く、薮漕ぎもなく、休みなく登れる。ここはやはり一人癆Nの自分が一番に登ってやろうと意気込んだが、しばらく進むと稜線間近に感じながらに休み休みの行進となった。こういうことは山に来ると毎回のように経験するけど、「ジョギングやスクワットを普段やっているのになんでこんなに足がガクガクするんだろう。それにどうも後ろからついてくる40代の皆さんの方が元気そうだ。」、なんて思い悩む。まだまだ登らなきゃと頑張っているうちに、vいがけず登R道が開けた。気がつけば登R道。そんな感じだったので、今度は「vったほどでもなかったなあ。」と思ったりしながら千代川さんとビールを楽しんだ。島田さんと太田さんがあんまりお酒を飲まないんでちょっと寂しい気もしたけど、その分千代川さんが飲んでくれるのでなんとなく一安心した。ビールを飲むと満足して下山したくなる。そこからあとはさっぱり覚えていないが、なにやら渓流たびにつま先があたって下山中随分足の親wが痛かった。
◆谷川ヒツゴー沢 8撃Q8日:快晴 晩になり井上さんが合流。翌日のヒツゴー沢にそなえ、場所を移動する。大宮さん率いるパーティーも同じくヒツゴーに入るが別行動で進んだ。東ゼンは岩肌が多く、灰色、というと少々暗い感じを与えるかもしれないが、左右から木がせり出していない広がった明るい灰色といった印象を持ったのに対し、ヒツゴーは山の中の沢といった趣で左右にくにゃくにゃした行く先の見えない沢であった。高さはザイルが欲しいがガバが多いのでザイルなしで登れる滝が次々に現れ、退屈する事無しにいつのまにか登R道まで至る。